小西由美子　院長への独自インタビュー

麻酔科の医師として経験を積み、皮膚科医に

西馬込で60年間。小西医院として地域医療にかかわってきたので、院名はそのまま残しました。先代の院長は産婦人科です。今は医院で生まれた方もお孫さんと一緒に皮膚科で通院しています。地域の一員として皮膚科医療に関わらせていただいております。
子供のころから『命を助ける』医師に憧れ、また『生き物が好き』という気持ちもあり昭和大学医学部に進学しました。まずは全身を診れる医師になることを目指し、母校で麻酔科医として11年間勤め、手術の麻酔やICU、救急医療に従事しました。
それから、日常の中で密着して様々な年齢の方と『人と人』として関わる皮膚科を自分のライフワークとして選び、10年間は他大学と公立の病院、母校の附属病院で臨床を勉強して生まれた大田区、育った西馬込で開業しました。

患者さんと「人と人」として向き合っていきたい

皮膚にあらわれる症状は目で見て分かるものですから、患者さんとたくさん会話をし、ご一緒に考えながら診療していく必要があります。帝京大学医学部附属溝口病院、府中病院、JR東京総合病院、昭和大学藤が丘病院といった基幹病院で経験を積み、『小西医院皮ふ科』を開設したのは2002年でした。来院される患者さんは生まれたばかりの赤ちゃんから小児、成人、ご高齢の方まで幅広く、ご相談いただく内容もさまざまです。患者さんの中には長いお付き合いの方も多く、お引越しなどをなさった後も顔を見せてくださる方もいらしてとても嬉しく光栄に思います。
皮膚の症状は刺激などから発症するもののほか、何らかの病気が原因になっているケースも少なくありません。そうした意味では麻酔科を経験したことが強みになっていると感じますし、患者さんの全身を診てきたことが日々の診療に役立っています。幸い当院の近くには母校の大学病院をはじめとした基幹病院が複数ありますので、必要があれば密に連携を取ってお一人おひとりに適した医療をご提供したいと考えています。

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