塚﨑 弘明 院長への独自インタビュー

自分の弱点を克服すべく、補綴学教室の門を叩く。

私は歯科一家に生まれました。幼い頃から父と母が診療している姿を見て育った私は、先に進んだ兄の後を追うように、ごく自然に歯科医師を志すようになっていたのです。
大学を卒業後、兄の出身大学である昭和大学歯学部歯科補綴学教室に籍を置きました。義歯（入れ歯）を学びたいと考えたのは、学生時代、それが最も不得手であるとの自覚からでした。先々、それが自分の弱点になることは避けたかったものですから、兄からアドバイスを受け、補綴学教室の門を叩いたのです。昭和大学は非常に先進的な大学です。当初はカルチャーショックを受けた感はありましたが、おかげ様で、まんべんなく先端の知識と技術を手に入れることができたと思っています。
『大岡山つかさき歯科』は、本年（2016年）の5月に開院いたしました（東急目黒線／大井町・大岡山駅より徒歩3分）。
それまで27年間勤務医を務めてきて、そのまま大学人として最後まで残るという道もありましたが、できるなら一生、身体の動く限りは臨床医を続けていきたいという思いがあり、55歳という年齢で開業医となる決断をしました。この辺りは、大学時代からよく昼食などを食べに来ていたところで、私にとって馴染みのある場所です。大学で診ていた方々のメンテナンスも続けておこなえるとも思いますし、非常によい場所にめぐり合えたと思っています。

歯周病の治療効果をあげる「機能水」とは？

普通の水道水を治療に用いた場合、ユニットにたまった水に雑菌が繁殖します。医療をおこなう以上、そうした水を使いたくはないわけでして、その問題を解決するのが機能水です。機能水とは、水を電気分解することにより、元の水にはない有用な機能を持つにいたった水のこと。私はこの水の研究に20年以上関わってきました。
機能水は人体にはまったく無害でありながら、強力な殺菌力を持ちます。この水を使うだけで、たとえば、歯周病の治療効果をあげることができ、また、抜歯等をする際など、消毒用に使うことで、傷の治りを早くする効果が期待できます。薬剤を多用しないので「歯医者さん特有の臭いがしない」と患者さんからも好評です。

私には患者さんが心から寛ぎ、安心していただける場所を作りたいという夢がありました。クリニックの内装に用いたアースカラーが、その一助となればと思っています。そしてなにより、機能水に代表される安心と安全への取り組みが、みなさまにほっとしていただける歯科医院づくりにつながっていけばと考えています。

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