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永田 彰純 院長

AKIZUMI NAGATA

モンゴロイドである日本人の骨格や歯のためのスタンダードをつくりたい。

日本歯科大学卒業後、勤務医として経験を重ねたのち、梅屋敷駅近くに開業。開業後も、フィンランドトゥルク大学などに留学し研鑽を積む。

永田 彰純 院長

永田 彰純 院長

医療法人社団学而会 永田歯科医院

大田区/大森西/梅屋敷駅

  • ●小児歯科
  • ●矯正歯科
  • ●歯科口腔外科
  • ●歯科
  • ●訪問歯科診療

歯科医師として、生涯を通じて学び続けたい。

永田 彰純 院長

実を言うと、国土地理院で仕事がしたかったんです。そのため、第一志望は早稲田大学の商学部でした。当時は宮崎県から東京に受験をしに来るのも大変な労力とお金がかかります。何回も上京するのではなく、ひと期間で効率よく受験する必要がありました。私の場合は3泊の間で勝負する。そう考えて受験プランを組んだとき、日本歯科大学の受験日が早稲田と連続していることが分かり、どちらも試験を受けたんです。結果はどちらも合格。ただ、母の熱心な勧めもあり歯科医師を目指すことに決めました。当院は1984年に開業しましたが、梅屋敷は羽田空港にタクシーで10分以内なので、田舎に残してきた母に何かあったときもすぐに帰ることができるという利点があります。また、近くの東邦大学医療センターで学術論文や文献が読めるということや、都内で開催される講習会やセミナーに容易に参加できるアクセスのよさも決め手になりました。生涯を通じて学び続けたいと思っている私にとってこれほど刺激になることはありませんからね。

海外留学で得た、世界基準の物事の捉え方。

永田 彰純 院長

『インプラント―その臨床と現状』という本があります。これは1980年に刊行された本ですが、当時の私は衝撃を受けました。この本との出会いが歯科医師としての意識をがらりと変えたといってもいいでしょう。インプラントについてもっと勉強したいと切望するようになりました。ところがあいにく当時は、インプラント科がありませんでしたから、勉強の機会を求めて海外に渡ったんです。海外に渡って何がよかったかと聞かれれば、世界の中の基準で物事を捉えられるようになったこと、と答えます。日本の法令にのみ照らし合わせて判断するのではなく、仕事のスタンダードとは何かと根本から考えられるようになりました。また、海外の先生は論文をよく読み、非常に熱心に勉強しています。マスコミ等の影響で、海外の人は定時になったら勤務を終え、プライベートを充実させているという印象をお持ちの方が多いのではないでしょうか。それは一部の話なのです。私が学会でロスに向かう飛行機の中で、通路を挟んだ席に歯科の世界で著名な教授が座っていらっしゃいました。離陸するなりパソコンを開くので、何をするのかなと見ていたら何かのレポートをまとめているようでした。私はうつらうつらするときもありましたが、教授は午後9時に離陸して午前6時に着陸するまでずっとそれをやっていたんです。降りたときに声をかけたら「日本でやってきたことをまとめていたんだよ」と言うんです。その熱心さには頭が下がりましたね。他にも、密度の高い仕事を短時間で仕上げたほうが評価されるなどの視点を持つことができたことなど、自分の生き方のプラスになる経験を積むことができました。

安全で正確な施術が自慢のインプラント治療。

永田 彰純 院長

入れ歯にするとどうしても噛む力が落ちますよね。それを補うために残っている自然な歯に頼ろうとしてしまうんです。その結果、噛む力のバランスが崩れ、健康な歯までも失ってしまう可能性があります。私は、インプラントはそうならないための一番良い方法だと考えています。また、インプラントはアンチエイジングに多大な影響を及ぼします。毎日入れ歯の手入れをしていると「自分も歳をとったな…」とどうしても思ってしまいます。これまで通り歯を磨いて、自分の好きなものを食べ、毎日を前向きに過ごすことができれば、いつまでも若々しくいられるもの。同じ80歳でも、総入れ歯の方のほうがインプラントを含む自然歯の方よりも認知症を患っている割合が多いというデータもあるんですよ。当院のインプラント治療は安全で正確な施術として長年患者さんに信頼していただいているので、安心してご相談ください。

モンゴロイドのためのスタンダードをつくりたい。

今後、力を入れていきたいのは後継者の育成です。やる気のある歯科医師を集めて、技術や考え方を徹底して伝えていきたいと思っています。先日も当院で研修を行ったんですよ。また、欧米の人は医療の基準を作る能力に長けていますが、モンゴロイドである日本人とは、骨格や歯の形が違うので日本人にはその基準があてはまらないこともあります。そこを少し改良して、モンゴロイドのためのスタンダードができるといいなと思いますね。

これから受診される患者さんへ。

海外で、最先端と呼ばれる歯科治療を確認してきましたが、日本の歯科技術は負けていないと思っています。またさらにこれからますます進化していくでしょう。現在、歯科医師として働いているみなさん、これから目指しているみなさんにはぜひ一緒に歯科の世界を盛り上げていってもらいたいですし、私の経験もどんどんお伝えしていきたいと思っています。そうすることが一人でも多くの患者さんの健康を支えることにつながっていくのではないでしょうか。

※上記記事は2015年12月に取材掲載したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

永田 彰純 院長 MEMO

  • 出身地:宮崎県
  • 趣味・特技:ゴルフ
  • 好きな作家:司馬遼太郎、塩野七生
  • 好きな映画:『ショーシャンクの空に』
  • 好きな言葉・座右の銘:継続は力なり
  • 好きな音楽:フュージョン
  • 好きな観光地:サンフランシスコ

グラフで見る『永田 彰純 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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