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堀 雅明 院長

MASAAKI HORI

一人一人の自然治癒力を最大限に生かす。ホリスティックな医学を提唱。

昭和大学医学部卒。複数の病院で研鑽を積み、蒲田駅・蓮沼駅近くに開業。国内では数少ないアントロポゾフィー医学の国際認定医の資格を持つ。

堀 雅明 院長

堀 雅明 院長

ほりクリニック

大田区/西蒲田/蓮沼駅

  • ●耳鼻咽喉科

耳鼻科を通して、生きてる人間まるごと全体を診る。

堀 雅明 院長

私の実家は医家の3代目にあたり、祖父の代に山形から上京し、蒲田へと出てきて、それを戦後に父が継ぎ、私が5代目を継承したという形になります(JR京浜東北線・蒲田駅より徒歩7分、東急池上線・蓮沼駅より徒歩2分)。
耳鼻科医の息子ですから、周囲からはそうなることが当然のように見えていたかもしれませんが、私自身はそうとっていませんでした。むしろ、リハビリに興味を持ち、その方面に進もうと考えていたこともあったのです。それが、当時師事していたヨガの先生から、「小さいなところから大きな世界に出なさい」とアドバイスを受けたことで考えが変わりました。耳や鼻、のどというのは、身体全体を見れば大きくはないですよね。その小さなところから大きなものを診ていく。耳鼻科を通して生きてる人間全体を診ていくというチャレンジは、私にとって大きなモチベーションとなったのです。
海外発の、アントロポゾフィー医学という分野があります。これは人を丸ごと診ていくのが大きなコンセプトでして、私は今、このアントロポゾフィー医学に積極的に取り組んでいます。欲張りだとは思うのですが、私にしかできないことを見つけ、それを必要とする患者さんに出会うことができればと思っています。

免疫機能の要、腸環境は次の世代へと受け継がれる。

堀 雅明 院長

薬は確かに大事で、有効なものです。しかし、我々が薬を出すのは、薬を出さないで済むようになるということが前提でなければなりません。たとえば、乳幼児に対して抗生物質を大量に飲ませることは大きな危険性をはらんでいます。皆さんも、腸に身体の中の免疫機能が集まっているということをお聞きになったことがあるかと思います。その腸に抗生物質が、大量に、そして頻回に投与されるということは、その人の一生の免疫機能を損なうことにつながります。ましてや、その腸の環境は、次の世代へと受け継がれていくのです。
子供に薬を1つ出すということは、一生に関わること。その自覚を持って、我々は薬の使用に慎重でなければならないと考えています。子供は、さまざまな感染症にかかることで免疫を作り、たくしまさを獲得していきます。ですから1つの見方として、子供が風邪に罹ることは、必要不可欠な機会だとも言えるのです。その機会を無理に介入して奪うことは、子供の成長を止めていることに他なりません。科学的なデータでも、幼児期に発熱の多かった子は、その後のアレルギー疾患が減少するといったこともわかっています。
医師の側も、またご両親にとっても、病気があれば薬を使うほうが簡単です。しかし、その時期の過ごし方が、将来を決めていくという自覚を持つべきだろうと私は思うのです。

お薬に頼り過ぎない医療へ。

堀 雅明 院長

薬を処方すること以外に、患者さんに対して何ができるか。その問いに答えるのが、漢方や食生活の改善になります。たとえば、副鼻腔炎や中耳炎は漢方を使うことで症状が抑えられ、その結果として抗生物質などを使う頻度や量を減ずることが可能になります。
また、食生活の改善も有効な手段の1つです。お子さんによっては、牛乳や小麦の摂取を控えることが、お薬の投与を減らすことにつながっていきます。すべてがそうだとは言えないまでも、副鼻腔炎や中耳炎を繰り返しているような子供に関しては、食生活を整え消化過程を調整することで症状が改善するケースも多いのです。
今ご紹介したことより更に重要なこととして、何気ない日々の行動を改めるというものがあります。皆さんは、鼻をかむ時にどうされていますか? 口を開いたままだったり、両方をいっぺんにかもうとされていませんか? 鼻づまりが長引いたり、頭痛を起こしたりするのは、鼻のかみ方という基本的なことができてないから、というケースが多く見られます。
検査をして、薬を処方するだけが我々の仕事なのではありません。病気だけではなく、その人を知り、見ていくことも大切なことなのです。

全ての人に優しくありたい。

昨今は予約システムが確立されてきて便利になった半面、ご高齢の方が病院に来づらくなっている面があります。この地域は、お年を召した方が非常に多いですよね。ですから、もし、腰を悪くされているようなご高齢の方が見えたら、優先して診る、といったことをしています。お若い方には悪いのですけどもね(苦笑)。一般的に弱い立場の方に対して、優しくありたいなという気持ちは常に持っています。
治療面においては、モニターなどを駆使し、検査結果についてわかりやすく説明をおこなっています。その説明の際にも、言葉の選択には気を使っていきたいものです。耳鼻科診療は時間に追われることも多いのですが、言葉の使い方を含め、その人1人ひとりに合わせたカスタムメイドな診療を提供できればと思っています。

これから受診される患者さんへ。

もしもの時に備え、防災医療体制の確立に力を入れています。これは医者だけでやれることではなく、地域の方々と一緒になって体制を育てたいと思っているのです。私はこの地域で生まれ育った人間であり、今ここにこうしてあるのは皆さんのおかげでもあります。ただ医療行為をおこなうだけに終始するのではなく、それ以外の面で地域に広く貢献していきたいと考えているところです。

繰り返しになるようですが、予防医学の観点から言っても、小さい時期のお子さんの過ごし方は一生に関わります。今のお母さん、お父さんの多くは共働きで、子育ては非常に大変です。大変だとは思うのですが、お子さんの未来を明るいものとするには、何より今、この時期が大切です。どうぞ一緒になって、子ども達の将来をしっかり見ていきましょう。

※上記記事は2016.2に取材掲載したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

堀 雅明 院長 MEMO

耳鼻咽喉科専門医

  • 出身地:東京都
  • 趣味:瞑想ヨガ。食生活は玄米が中心。
  • 好きな本:星の王子さま
  • 好きな映画:ベン・ハー
  • 座右の銘:百尺竿頭一歩進める
  • 好きなアーティスト:ポール・マッカートニー
  • 好きな観光地:蓼科

グラフで見る『堀 雅明 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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